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衣服の色落ち(白化現象)

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黒の紳士用コートやジャケットなど、色の濃い綿・麻・絹などの製品には、着用と洗濯の繰り返しにより、かなり高い確率で白っぽくなっていきます。
また、日常的に頻繁に着用していると色の変化に気付かず、例えばクリーニングに出した後に色が白っぽくなっていることに気付き、トラブルになるケースが多々あります。
このページでは衣類が部分的あるいは全体的に白くなる「白化現象」について紹介します。

なぜ白っぽくなるの?

人は衣服を着て動くと、必ず衣服の繊維に摩擦を起こします。
そして着用中の摩擦により、生地を構成する繊維が裂けて「毛羽立ち」が発生します。その毛羽立ちが生地表面の光の反射を変化させたり、繊維内部の染料が行き渡ってない白い部分が露出するなどして、白く見えるのが「白化現象」の正体です。

白くなり易い繊維と白化を加速させる取扱い方法

この「白化現象」には、白化し易い繊維というのがあります。それは、綿・麻・絹(シルク)・レーヨンの濃い色に生じ易いことが判明しています。
また、白化を加速させる扱い方として注意したいのが、濡れた状態での摩擦です。例えば以下のような状況は白化を加速させます。

・雨の日の着用。
・衣服が汗(水分)を吸いこんだ状態での着用。
・機械力のある通常コースでの洗濯。

コートとデニム製品に見る「白化現象」

また「白化現象」は、もちろん濡れた状態でなくても、頻繁な洗濯やクリーニングをしなくても、連続着用により起こります。

この現象を知るうえで、馴染みのある衣服としては、黒など色の濃い紳士用コートやデニム製品が挙げられます。

連続着用の傷み

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冬場になるとコートが手放せませんが、例えば黒色で綿の紳士用コートを通勤中ほぼ毎日着用していると、シーズンが終わる頃には全体が白っぽくなっていることがあります。
また、局部的にポケット口、衿(えり)周辺や、ショルダーバッグを使用している人であれば肩部分、そして手提げバッグでは大腿部などが、目立って白っぽくなることがあります。
これら白っぽくなる原因は、摩擦により生地の繊維が毛羽立ち細かくささくれてしまい、ささくれが光を乱反射することで白っぽく見えるようになります。
リュックサックや斜めがけ鞄など、服と接する小物を身に付ける場合は、注意が必要です!


デニムのシワ

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デニムジャケットやデニムジーンズなどには、自分の身体に沿って出来るシワを楽しむ文化が日本でも根付いています。このシワの正体も実は「白化現象」によるものです。
動きが摩擦を引き起こし、摩擦がシワを作り、シワが白化を引き起こしています。
具体的にはデニムの場合、生地の特性上2色の糸を織り交ぜて作られており、インディゴというデニム製品に多く使用される青藍の染料で染められた糸と、染色をしていない白い糸が使用されています。

つまり、摩擦によりインディゴで染められた糸の繊維が裂けて「白色」の糸が表面化しているのです。


クリーニングで表面化する色落ち(白化現象)

摩擦による繊維の裂けや毛羽立ちが「白化現象」の原因ではあることがご理解頂けたかと思いますが、クリーニング処理をすることで「白化」が目立つようになり、トラブルになる例が多々あります。

つまりこの場合、汚れを落とすことで着用時の摩擦による繊維の裂けや毛羽立ちが目立つようになったことが原因と言えますが、クリーニング店による不適切なクリーニング処理方法により「色落ち」したという捉え方をされるケースが後を絶ちません。


まとめ

以上のように、日常的な着用や洗濯という行動をする限り
「白化」は素材の特性上避けることは出来ないことを理解する必要があります。
この白化を少しでも防ぐ方法は、連続して着用しないこと、水分を含んだまま擦らないことなどが挙げられます。


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