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ダウンジャケットの洗濯について

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今や冬の本格アウターとして不動の人気を誇るダウンジャケット。また、ダウンジャケットとひとくくりに言っても、価格が安い商品もあれば、高額な商品もあります。そして近頃では節約志向の流れを受け、テレビ、雑誌、WEBなどでダウンジャケットの家庭洗濯テクニックを伝える内容が増えており、チャレンジを試みる消費者も多いようです。
しかし、思い込みや理解不足などにより家庭洗濯に失敗し、せっかくのダウンジャケットをダメにしてしまう消費者も同時に多くいるようです。このページでは、ダウンジャケットを家庭で洗濯する前に知っておきたいポイントを紹介します。

大原則!

水洗い可能な品物に限る

まず、ケアラベルをよく見て、水洗いが出来るかどうかを必ず確認してください。この時点で、「水洗いが×」の品物は、家庭洗濯が出来ません。理由は、家庭洗濯は水洗いしか出来ないからです。
この原則はテレビ、雑誌、WEBでも述べられていますが、意外に見落とされていたり、知りながらもチャレンジして失敗する方が多いようです。

↓↓水洗いについてのマークに×がついていたら家庭洗濯出来ない!

たまに「水洗い×でも問題無く洗えた」という情報がありますが、洗うことが出来ても、その後の風合いや仕上がりに対する価値観は人それぞれで、同じように洗っても『成功した』と考える人や『失敗した』と考える人がいるなど、非常に感覚的と言えます。また、運が良かったということもあります。

ダウンジャケットを作ったメーカーが、「水洗いは出来ずドライクリーニング」を指示するには、出来ないなりの理由があるはずです。

いずれにせよ、失敗してからでは遅い為、表示通りに従い、無理はしないで信頼出来るクリーニング店へお願いするのが賢明です。

手間と時間がかかるうえ、失敗のリスクもある

家庭洗濯が可能なのは、下記にある「水洗い可能」のカテゴリーに分類される表示の品物に限ります。

そして、家庭洗濯が出来るとされるダウンジャケットあれば、大体下記のようなマークのいずれかが、印字されていませんか?

ポイントは

・ネットを使用すること。
・手洗い(または手洗いコース)。
・中性洗剤。

これら表示の意味するところは、言い換えれば洗濯に「普段以上の注意深さ」を要求されるということです。
おそらくダウンジャケットの家庭洗濯を紹介している記事を見ると、その手順に手間と時間がかかることが分かると思います。それは注意しないと品物を駄目にしてしまうリスクがあるからです。

仮に、セーターやニットで同様の表示がされているから、同じようにやれば問題ないのでは?という考え方をされる人もいるかもしれません。しかし、セーターやニットと、ダウンジャケットは商品そのものが異なりますし、構造も異なります。つまり、セーターやニットとは違う訳です。

ちなみによくある失敗例としては、ダウンのボリュームが失われてしまった…という例です。

近年、ダウンジャケットでもそのシーズンだけでしか売られないデザインのモデルも増えているようです。せっかく出会ったお気に入りのダウンジャケットは、そのような理由から買い直しが出来ないことも十分考えられます。

そうした、リスクを十分考えたうえでの決断が必要と言えます。

プロの洗い方は家庭洗濯とは違う

クリーニング店では、ダウンジャケット以外も同様ですが、取扱い絵表示、表地や裏地などの素材、生地加工、汚れの付着状況などを総合的に判断して、洗い方を決めます。
つまり、ダウンジャケットという品物でも、最適な洗いと仕上げを行う為に、様々な条件によって何通りもの洗い方がある訳です。そしてそうした決断を下すには、専門的な知識や技術が必要となり、そこがプロと一般の方との違いでもある訳です。
よって、テレビや雑誌などで紹介されている家庭洗濯テクニックをプロは行わず、家庭では出来ない方法で綺麗にしています。
ちなみにクリーニング店では、ドライクリーニング・ウエットクリーニング・またはシミ抜きなどの洗浄方法を駆使し、汚れをしっかり落とします。

そして大きな違いは、乾燥・仕上げ方法です。洗いの行程で一度ペシャンコになったダウンを、もとのフカフカした状態に復元させるのは、クリーニング店の腕の見せ所でもあります。

トレンドのウール・ツイード系ダウン

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©株式会社ナカザワ
最近では、一般的なダウンジャケットの素材として利用されているナイロン以外にも、ウールやツイードなどの生地を表地に使ったダウンジャケットも商品化されているようです。 表地がウール素材で裏地がナイロン素材というように、異素材による組合せである為、注意が必要です。 何故注意が必要かというと、ウールは本来であればウールに適した洗い方があり、また、ナイロンはナイロンに適した洗い方があるなど、それぞれ別々の最適な洗い方があるにもかかわらず縫い合わせてあるからです。 デザイン的側面で見ればナイロンとは雰囲気が異なり、大人っぽさや高級感があるなど、トレンドをとらえた人気のあるモデルです。
家庭洗濯は避け、クリーニングへ

ウール素材はもともと水に弱く、家庭洗濯である水洗い(手洗い)を行うことにより、少なからずフェルト収縮や風合い変化の危険性が残ります。
そのうえ、ただでさえダウンジャケットというというデリケートなアウターであることからも、必ずクリーニング店にお願いすることをお薦めします。

ダウンジャケットのクリーニングが得意なクリーニング店を選ぶ

ダウンジャケットの大きな特徴は、保温性です。その保温性を保つうえで重要なのが”ふくらみ”を損なわないことです。
汚れをしっかり落とし、ふくらみを復元するには、クリーニングのプロでも、相応の手間と知識と技術、そしてコストが必要です。

洗たく回数の少ないダウンジャケットを家庭洗たくで済まして次のシーズンまでしまうという方法は、例えば汚れが完全に落ち切れていなければ、カビや臭いを引き起こしたり、コーティングの劣化を早める原因になります。また、洗たくや乾燥に手間をかけず、また誤った方法で行えば、本来の”ふくらみ”が失われ、最悪は”ふくらみ”を取り戻すことが出来なくなります。

格安店などでは、コストを抑える為に一着に費やす手間や時間などを削ります。
その結果、「ペシャンコになって戻ってきた…」といったトラブルも起きる可能性があります。

また、ダウンジャケットは品物によっては様々な加工が施されていたり、付属品がついていたりします。そうした加工や付属品も含めて、一番良いクリーニング方法を判断出来るクリーニング師のいるお店を選びましょう。

ダウンジャケットに限らず、知識と経験の豊富な優れたクリーニング店を選んで利用することが、衣服を長く楽しむうえでポイントになります。


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